基本方針
基本方針
福井コンピュータグループは、1979年の創業以来、道路や河川といったインフラ工事から住宅やビルなどの建築物に至るまで、コンストラクション分野に特化した専用CADの開発・販売をしています。
建設業界において当社グループの強みを活かして持続可能な社会の実現に向けて果たしていくことが、当社グループの役割であると考えています。
さらなるサステナビリティ経営の推進によって、企業価値を向上させていくことで、成長と分配の好循環体質の企業を目指し取り組んでいきます。
推進体制
福井コンピュータグループでは、サステナビリティ経営の推進を目的に、2022年6月24日付で「サステナビリティ推進委員会」を設置いたしました。
サステナビリティ推進委員会は、代表取締役社長を委員長とし、サステナビリティに関わる取り組みの管理・監督機関として、取り組むべき重要課題及びその対応方針・戦略案の検討・決定を行うとともに、決定された各取り組みの進捗管理を行います。
また、重要事項や定期的な活動に関する報告については、福井コンピュータホールディングス取締役会やグループ経営会議等においても行います。
中期経営計画
福井コンピュータグループがCAD事業の経営基盤を築いてきたFY2018まで第1創業期、FY2019以降を第2創業期と考えております。FY2019~2021を第1期中期経営計画とし、 FY2022~2024を第2期としております。
本期間では建設業界全体の構造変化が求められる中で、当社グループの社会的な存在意義および長期的に目指す姿を明確にした上で、FY2025以降の新たなステップへ向けた成長起点を構築して参ります。
- ※福井コンピュータグループ中期経営計画(FY2022~2024)はこちら
SDGsの取り組み
日本の建設技術者の方々に向けて最先端のICTソリューションを提供するシステムベンダーとしてSDGsの目標達成に寄与します。
建設業の課題への取り組み
建築分野では省エネルギー性や耐震性など「建物の性能」による環境への配慮、土木・測量分野では生産性向上による働き方改革などを課題と捉え、安心・安全で豊かな社会の実現に貢献しております。
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建設業の慢性的な人手不足
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建設業の労働環境
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安心安全な住環境の整備
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自然災害に対する防災・減災、国土強靭化
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構造物やインフラの老朽化対策

当社グループ製品が対応するSDGsの項目
従業員への取り組み
福井コンピュータグループは、持続的成長を支えるためにプロフェッショナル人材や多様な価値観を尊重し受容できる人材の育成を強化します。また、従業員のワーク・ライフ・バランスを向上させる環境を整備することで、従業員の働きがいに繋げます。
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健康経営
当社では必ず1年に1度、全従業員を対象とした健康診断と40歳以上、および35歳、38歳を対象とした人間ドッグの受診を制度化しています。
また、こころの健康維持を目的としたメンタルヘルスケアサービスを導入し、いつでもカウンセリングが受けられる体制を整えています。 -
産育休復帰率100%
当社はジェンダーに左右されることない働き方を目指しており、直近5年間の産育休復帰率は100%を達成しています。
介護・育児休業制度をはじめとした時短勤務制度を実施しています。 -
人材育成
新入社員向けに基本的な知識やマナーを学ぶ基礎研修を実施しており、その後配属部署でのOJTを通して業務のスキルアップを支援しています。
また、管理職においても定期的にマネージャー研修等を行い幅広い世代の人材育成を実施しています。働き方改革
フレックスタイム制度、テレワーク勤務制度をはじめ、年に1回、5日連続の有給休暇(土日を含めて9連休)取得を推進するWeekOff制度など、心身のリフレッシュを図ると共に、長く継続的に働ける環境づくりを目指しています。
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人権の尊重
当社はハラスメントに起因する問題の防止及び排除のためにハラスメント防止規程を制定しており、これらの相談制度および、問題解決に向けての適切なフローを定め、個人の能力を十分発揮できる良好な職場環境の確保に努めます。
福井県SDGsパートナーシップ会議への参加
2021年5月、内閣府の「SDGs未来都市」に選定された福井県では、全県一体となってSDGsの理念に沿った持続可能な地域・社会づくりを進めるために様々な取り組みが行われています。当社グループでは県内に本社を置き福井の経済を担う一員として、「福井県SDGsパートナーシップ会議」や「ふくい未来人材育成プロジェクト」に参加しています。

環境への配慮
福井コンピュータグループでは、以下のような環境への取り組みを行っています。
商品・サービス等における気候変動対策・環境配慮の推進
当社の建設業向けシステムは、調査、設計、施工、維持管理と、建設業に関わるすべてのライフサイクルにおける業務効率化・省力化を実現し、持続可能な建設業界の実現に向けた、気候変動対策・環境配慮の推進に貢献しています。
特に、建築分野では、オフィス活動での電力使用量の削減をはじめ、建築資材の数量拾い出しによるロスの低減、省エネルギー性や耐震性などの「建物の性能」による環境への配慮に寄与しております。
また、土木・測量分野では、生産性向上等により施工段階でのCO2排出削減に寄与しております。
気候変動対策を目的とする省エネ対策やCO2排出量の削減、環境負荷の低減
TCFD提言に基づく情報開示
福井コンピュータグループは、気候変動問題への対応をサステナビリティ経営における重要な要素の一つとして捉え、TCFD提言に基づいて気候変動問題に関する情報を開示しております。
地域社会への貢献
ダイバーシティの促進や人権の尊重、教育等の支援を通じて社会課題の解決に取り組んでおります。持続可能な社会の実現を目指す企業・団体・NPO法人に対して支援を行っております。
プログラミング教育支援
2020年度より、小学校においてプログラミング思考を育む「プログラミング教育」が必修化されました。
プログラミング的思考は、あらゆる活動においてコンピュータを活用することが求められるこれからの社会を生きていくうえで、欠かせないスキルとなります。このような中、子ども向けのプログラミングコンテストの開催や学びの場の提供など、プログラミング教育に関する様々な取り組みが活発に行われております。創業より建設業向けのシステムを開発し社会インフラを支えてきた福井コンピュータグループは、人々の「なくてはならない」を支援するソフトウェアメーカーとして、未来のプログラマを育成する活動を応援いたします。
健康や福祉への支援
福井コンピュータグループは、スポーツ大会への協賛や自然災害・感染症対策への寄付を通じて、住みよい地域社会の実現のため、日々奮闘されているすべての人々を応援しております。
- ウクライナにおける人道支援活動への寄付
ウクライナおよびその周辺地域に避難された方々への人道的支援の観点から寄付を実施しました。
この寄付金は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国連児童基金(UNICEF)を通じ、ウクライナおよび近隣諸国における避難所の設置や救援物資の配布、子どもたちの心のケア等、人々の命と安全を守るための緊急性の高い人道支援活動に活用されます。 - パラリンアートをサポートしています。
パラリンアートは、障がい者アーティストとひとつのチームになり、社会保障費に依存せず、民間企業・個人の継続協力で障がい者支援を継続できる社会貢献型事業を行う活動です。 - への参加
- 新型コロナウイルス感染症対策に向けた支援金の寄付
- 『福井しあわせ元気国体・元気大会2018』・『令和3年度全国高等学校総合体育大会』への協賛
その他の支援
ガバナンスの強化
当社グループでは第二創業期における目指すべき将来像を掲げ企業価値を向上するために、コーポレート・ガバナンスの強化が重要な課題であると認識しております。経営の透明性及び効率性を高めるため、株主様との対話の質量向上をはじめ、取締役会の実効性強化、内部統制の仕組み等、プライム市場に即したコーポレート・ガバナンス体制の強化を図ってまいります。