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RVDATAGOVERNANCESTRATEGYOVERVIEW16組織を動かす理念の浸透と、社内文化の醸成 中計を真に実現するには、全社員が計画を自分の事として理解し、日々の行動に落とし込むことが重要です。当社では理念やビジョンを共有するだけでなく、それを現場レベルで腹落ちさせることに努めています。そのため、経営陣からの一方的な発信に留まらず、社員との双方向の対話を重視しています。各拠点でタウンホールミーティングを開催し、現場からの率直な声を繰り返し吸い上げ、疑問や違和感、時には批判的な意見にも耳を傾けています。 当社の企業風土として、かつてはトップダウンで方針が決まり、現場の意見が届きにくい時期もありましたが、 今では社員が経営に対して建設的な提案や意見を交わせるようになっています。 この変化は、組織が健全に成長し、社員が自らの役割を主体的に捉えるようになった証だと感じています。 さらに今年からは、部門横断で経営企画本部会議を開催し、次世代のリーダーをタフアサインメントとして経営の最前線に参画させるなどの施策を実行しています。その中で、現場のデータに基づいた意思決定を促進する、データドリブン経営の文化も定着しつつあります。 社内対話に終わりはありません。理念を共有し、実務で納得し、行動へとつなげる――その循環を繰り返し築いていくことが、当社の持続的成長の原動力です。 「FC Apps Direct」と「ARCHITREND ONE」の戦略的意義 当社の中期戦略において、建設業のデジタル基盤を構築する柱となるのが「FC Apps Direct」と「ARCHITREND ONE」です。まず「FC Apps Direct」は建設業特化型のサービスプラットフォームで、当社及び他社の様々な業務アプリケーションを集約し、ユーザーが自社の業務課題に合ったデジタルツールを選択・導入できる場を提供します。サービス開始以来FC Apps Directは順調に立ち上がり、自社製品に限らず他社のアプリも次々に追加されています。今後は本格的な利用拡大フェーズに移行し、営業や広報などグループ一丸となって価値訴求に努めてまいります。一方の「ARCHITREND ONE」は、建築分野における共通データ環境(CDE)を具体化したクラウドサービスです。従来、設計図