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RVDATAGOVERNANCESTRATEGYOVERVIEW142025年度は堅調に推移。DXを軸に次のステージへ福井コンピュータグループの第3期中期経営計画(以下、中計)は初年度の上期を終え、主力のCADシステムを中心に業績は堅調に推移しています。しかし、建設業界全体を見渡すと、慢性的な人手不足、資材価格の高騰、住宅着工件数の減少など依然として厳しい環境が続いています。これらの課題は一見逆風に思えますが、当社にとってはDXによって新たな価値を提供できる機会でもあります。 同時に、業界には根強い保守性が存在します。現場では「最終的に提出する図面は2次元」という意識が強く、BIM/CIMやXRなど新技術の導入には時間がかかるのが実情です。確かに当社のCADなど従来の製品は高い支持を得ていますが、新世代の3次元ソリューションの普及にはまだ壁があります。しかし、この業界の保守性こそ、当社が先駆者として乗り越えるべき挑戦だと考えています。ユーザー目線で、お客様の立場にたちきり、“新たな商品を開発し、サービスを伝え、建設業に貢献していく”この思いと決意を込め、スローガンとして掲げました。イノベーションとは、革新的なシステムやサービスによる新機軸で、生産性向上やコスト削減をもたらします。しかし、どんなに優れたシステムであっても、どんなに素晴らしいサービスであっても、特定の人しか使えない、特定のデバイスやブラウザでしか動かないものでは意味がなく、幅広く普及することもないでしょう。「建設業の思い」とは、決してICT技術を使いこなすことではありません。安全で効率良く住宅やビルを建てたり、道路や橋梁等の社会資本を整備したりすること、建設工事の完成を最後までしっかり請け負うことだと考えています。福井コンピュータグループは、ICTの技術を活用して創造と革新を積み重ねることでより豊かな未来の実現に貢献してまいります。